【内容】
うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう現代日本の実像を紹介する
「反貧困-すべり台社会からの脱出」がオーディオブックになって登場!
長年、野宿者(ホームレス)支援活動を行って貧困問題の現場で活動をしている著者が、
貧困を自己責任とする風潮を批判し、社会への課題と希望を語ります。
誰にとっても他人事とは言えない日本の貧困問題に、きちんと目を向けるきっかけとなる一冊です。
いまや日本社会では、無職の人だけでなく、
毎日働いている人たちの間にも「貧困」が広がりつつあります。
一度転んだらどん底まですべり落ちていってしまう「すべり台社会」の中で、
「このままいったら日本はどうなってしまうのか」という不安が社会全体に充満しています。
また同時に「自分一人が何をやっても無駄」「何とか自分だけは生き残らねば」と、
この現状を変えることを諦め、その中で生き残る方途を探っている人たちも多くいます。
しかし自分の力で何とか生き延びようとすることは容易ではありません。
社会そのものを変え、「強い社会」を作り上げることが根本的な解決方法となるのです。
本作品では、長年、野宿者(ホームレス)を支援する活動をはじめとして
貧困問題の現場で様々な活動をしている著者が、
日本の貧困問題と、それに抗う「反貧困」の動きについて紹介しています。
【目次】
まえがき
第Ⅰ部 貧困問題の現場から
第1章 ある夫婦の暮らし
第2章 すべり台社会・日本
第3章 貧困は自己責任なのか
第Ⅱ部 「反貧困」の現場から
第4章 「すべり台社会」に歯止めを
第5章 つながり始めた「反貧困」
終章 強い社会をめざして―反貧困のネットワークを
あとがき
本書に登場した団体連絡先一覧
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