貧困大陸アメリカシリーズ
第3弾
(株)貧困大国アメリカ
配信開始
ルポ 貧困大国アメリカ オーディオブック版
【著者】堤未果
【再生時間】5時間41分
【ナレーター】壹岐充恵
【出版社】岩波書店
【価格】1,296円
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追いやられる人々の声を通じて、その現状を明らかにしたベストセラー『ルポ 貧困大国アメリカ』がオーディオブック化。
一部の富者が潤っていく世界構造の中で、それ以外の人が世界に抵抗するための「新しい戦略」を提案する、
今なお「アメリカ」という国を考えるうえで必須の一冊です。
アメリカでは今、「弱者」が食いものにされ、
人間らしく生きるための生存権を奪われた挙句、使い捨てにされている。
日本国憲法第25条でいう、「すべての国民が健康で文化的な最低限の暮らしを営める権利」が
脅かされているのである。
金融機関は、低所得層を狙ってサブプライムローンを押し付け、
貧困層をターゲットにした「貧困ビジネス」の市場を拡大している。
アメリカという国の格差・貧困問題は、決して日本にとっても他人事ではない。
2006年7月に公表された対日経済審査報告書(OECD)のデータによると、
国の格差レベルを表す相対性貧困率ランキングにおいて、日本はアメリカに次いで第2位になっている。
本書が刊行された2008年の状況は、今でもなお、
格差が広がるアメリカという国を理解する上で必須の情報をたくさん与えてくれる。
日本とアメリカの関係を考えるうえでも、私たちはアメリカの現状をしっかりと把握しなくてはならない。
第1章 貧困が生み出す肥満国民
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
第4章 出口をふさがれる若者たち
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
エピローグ
あとがき
ルポ 貧困大国アメリカ II オーディオブック版
【再生時間】5時間48分
【価格】1,296円
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サブプライムローン以後、社会の二極化がさらに進んだアメリカ。
オバマの登場は、何をもたらすのか?
第一弾から2年を経て、アメリカという国の状況をさらにビビッドに切り出した一冊です。
世界を巻き込んだサブプライムローン問題により、社会の底割れがさらに加速し、
取り返しのつかない二極化が進んでしまったアメリカ。
職がないにもかかわらず、学資ローンに追い立てられる若者たち。
老後の生活設計が崩れ、絶望の淵に立たされた高齢者たち。
いまや中間層の没落が進んでいるのではないか。
オバマ登場で状況は変わるのか。
2010年時点でのアメリカを描いた本書は、オバマ政権の登場によって変わった部分と、
政権によって変わることなく、むしろ決定的となった部分を克明に描き出します。
アメリカ社会の動きは、貿易や国防面で密接なつながりを持ち、
また国内でも同じように社会格差が広がりつつある日本にとって、他人事ではありません。
人びとの肉声を通して、アメリカの今をビビッドに切り出した本書は、
オバマ政権を経た現在のアメリカをより深く理解するために欠かすことのできない一冊です。
第1章 公教育が借金地獄に変わる
第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う
第3章 医療改革vs.医産複合体
第4章 刑務所という名の巨大労働市場
エピローグ
あとがき
(株)貧困大国アメリカ オーディオブック版
【再生時間】7時間48分
【価格】1,296円
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読書メーターの感想をチェック
格差の本家本元・アメリカで進行する、あらゆるものの「株式会社」化とは?
個人の暮らしを蝕む変化を克明に記し、日本の近未来を予言する、大反響シリーズ第3弾です。
1%vs99%の構図が世界に広がる中、本家本元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。
それは人々の食卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでいます。
あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、
果たして国民は主権を取り戻せるのか!?
アメリカの現状を分析し、その行く末を描こうとする本書は、
同じように格差が拡大し続け、グローバル企業による支配が広がる日本の将来をも暗示します。
一人一人の国民が、自分で考え、選び、享受する生活を取り戻すために。
貧困という切り口から社会構造の大きな変化を描き出すシリーズ完結編をじっくりとお聴きください。
第1章 株式会社奴隷農場
第2章 巨大な食品ピラミッド
第3章 GM種子で世界を支配する
第4章 切り売りされる公共サービス
第5章 「政治とマスコミも買ってしまえ」
エピローグ─グローバル企業から主権を取り戻す
あとがき