【内容】
◆苦しみや悩みは「心の生活習慣病」をもたらす
人は誰しも、多かれ少なかれ苦しみや悩みをかかえて生きています。
仏教でいう煩悩です。
苦しみや悩みの原因は人それぞれ。
仕事、お金、人間関係、病気や老い……。
苦しみや悩みは、悲しみや怒り、ねたみやうらみ、不安など
さまざまなつらい感情をもたらし、
「心に悪い習慣」を植えつけてしまいます。
そして、なかなか苦しみや悩みが解消できなければ、
まるで生活習慣病のように”心の病”となって慢性化しかねません。
苦しみや悩みから解放されるには?
苦しみや悩みをなくすにはどうすればよいのでしょうか?
それは・・・・・・「心によい習慣」をつけることです。
ほんのすこし物ごとの見方や考え方を変えるだけで、
心は不思議なくらい前向きになり、
明日への希望がわいてくるものです。
◆お釈迦さまは「煩悩を断て」と説いておられるものの、
煩悩は容易にはなくなるものではありませんし、
煩悩があるゆえに人は生きているともいえます。
つまり、生きている限り、苦しみや悩みはなくならず、
煩悩を消すことはできません。
でも、それを軽くすることは可能です。
仏教の教えと、人生経験から編み出された42の智慧
本書は「心の習慣」を正して、
穏やかな気持ちで生きる方法を解説した本です。
誰もがすぐにでも生活に取り入れられる
「42の心の習慣」をまとめました。
◆著者の荒了寛さんは
天台宗をハワイに広めた天台宗ハワイ開教総長(大僧正)。
1973年にハワイおよびアメリカ本土での布教活動を始めたものの
檀家・信徒の少ない天台宗のハワイ開教は困難を極め
たいへんな苦労をされました。
そんななかで、宗派を超えた活動が重要と考え、
日本文化の紹介と普及に取り組み、日本語学校、美術院を創設。
自らも独自の技法で仏画を描き
仏教伝道を兼ねた作品展を国内外で開催しています。
1986年からワイキキの運河で始めた「ホノルル灯篭流し」は
いまではハワイ最大の宗教行事に。
そうした功績が評価され
2011年、宗教家としては異例の外務大臣賞を授与。
現在もハワイの日系社会の重鎮として活躍されています。
本書はそんな荒了寛さんの人生経験と
仏教の教えから生まれた「生きるヒント」をまとめました。
※本書は2013年1月にフォレスト出版から刊行された
『365日を穏やかに過ごす心の習慣。』を改題・再編集したものです。
目次
第1章 人生に迷ったときには
第2章 心の重荷を軽くする
第3章 相手を思いやれば幸せがやってくる
第4章 たいせつにしたいさまざまなこと
第5章 百年先の未来も変わらぬもの
最近のコメント