【内容】
日本は衰弱死を避けられるのか。
日銀のマイナス金利導入直前に出版され話題となった一冊がオーディオブックになって登場。
証券アナリストがマーケットの視点から日本の危機的状況を暴く本作で、日本経済の本当の現状を知りましょう。
日銀の突然の「マイナス金利」宣言で市場が大混乱になった。
本作品はまるでそれを予見していたかのように、宣言前に書かれたものである。
邦銀と外銀との相対取引で発生した円のマイナス金利が、
いまや短期国債市場にも波及している。
そうした事態を引き起こす原因を探っていくと、
空前の金融緩和と、それと表裏一体となった財政拡張に突き当たる。
低い国債金利は市場が財政リスクを懸念していないからではなく、
懸念しているからこそマイナス金利がある、というロジックが解明されたのである。
金融マーケットが発している日本経済への警告を読み解いた、異色の日本経済論。
マイナス金利はどんな時に発生し、物価や経済にどんな影響を与えるのか。
本書では、金融の知識がなくてもわかるように解説されている。
今の日本、将来の日本がどれだけ危機的状況なのかを、知っていただくために、
多くの人に聴いてほしい作品である。
【目次】
序章 マイナス金利からの警告
第1章 なぜ世界的にマイナス金利が発生しているのか
第2章 マイナス金利の序盤戦である金利低下
第3章 マイナス金利の世界へようこそ
第4章 密かに進む金融・経済の浸蝕
第5章 ジャパン・プレミアムが映す日本経済
終章 マイナス金利とマイナス成長の循環は避けられるか?
あとがき
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