【内容】
新書大賞2016第1位を受賞した話題の一冊『京都ぎらい』が登場!
京都に生まれそだった著者が、京都の洛中の特殊性、そして日本人の思考の鋳型について論じた新京都論です。
気づいていながら誰もあえて書こうとしなかった、京都ならではの特色・良さ・悪さをちりばめた本作品は、
京都という街を良く知る人にも、あまり深く知らないという人にも、様々な気づきを与えてくれるでしょう。
あなたは京都に対してどのようなイメージを持っていますか?
良いイメージを持っている方、憧れを抱いている方も多いと思いますが、
実際に住む人にとって、京都とはどのような街なのでしょうか。
本作品では、京都の中心部=洛中の外側にある、いわゆる洛外に生まれ育った著者が、
京都人のおそろしい一面、いやらしい一面を、数々の事実をもとに語った一冊です。
他人に見抜けないものを著者が初めてつきとめたというわけではありません。
誰もがうすうす気づいているが書かれることはなかった、
洛中の人間が今まで封じてきた、洛外の人間による批判的な言論の数々が語られます。
他県に生まれ育った人には新たな京都の一面を知ることができる一冊です。
そして京都府に生まれ育った人には、改めて京都人には他とは違う思考があるのだと実感することでしょう。
本作品を通じて京都について、そして京都に住む人々の心のうちについて、
理解を深めてみませんか。
【目次】
まえがき
一 洛外を生きる
二 お坊さんと舞子さん
三 仏教のある側面
四 歴史のなかから、見えること
五 平安京の副都心
あとがき 七は「ひち」である
京都ぎらいの要約ニュース
「ええか君、嵯峨は京都とちがうんやで…」 簡単に京都生まれと言ってはいけない/ダビンチニュース(2015/10/20)
https://ddnavi.com/news/264461/a/
京都ぎらいの感想
アマゾンレビューは星5と星1が同数と珍しい形
賛否が別れる本は面白い
・読書メーターの感想
現在700件以上の感想がアップされてます。
https://bookmeter.com/books/9842041
京都市内でも洛中と洛外で目に見えない差別があることを知らなかったのでびっくりした。 著者の自分のネガティブな感情なども隠さない率直な書き方が丁度読みやすかった。 そういえば、出身が「京都です」の人に 「京都って広いですからねー、どの辺りですか?」 って聞いた時に顔ひきつってた事を思い出した。 僕は、無知だった・・・ 花街に僧形で繰り出す僧侶とか、ちょっとうんざりしますね。 お寺の写真の志納料とか、あるんですね。
https://bookmeter.com/books/9842041