【オーディオブック版】挫折力―一流になれる50の思考・行動術/冨山 和彦（6時間49分）

否定的なイメージの「挫折」を、ビジネスで最も必要な「打たれ強さ」に変える方法とは？

多くの企業再生を手がけてきたプロフェッショナルが、
「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」について解説します。
この不安定な時代を愉快に生き抜くために、積極的に挫折し、それを乗り越えて人生の糧にする方法を学びましょう。

挫折は、生きていく知恵と、本当の仲間と、自由な人生を与えてくれます。
挫折なんてできればしたくないと思うかもしれません。
でもチャンスは、でこぼこ人生、挫折のドラマを持っている人のところにやってくるのです。

本書でいう「挫折力」というのは、
簡単にいえば、「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」のことです。

本作品では、挫折から立直る方法、という現状復帰のための方法論ではなく、
「挫折をした人だけが、実り多い豊かな人生を送れる」
「積極的に挫折を体験し、それを乗り越えることで、これからの時代に通用する力を身につけよう」
という前向きな方法論です。

今の日本は、いい大学、いい社会、いい人生というベルトコンベアーに乗れば
みんなが成功できる時代ではなくなってしまいました。
ほとんどの人がどこかで「挫折」を必ずしているのです。

この傾向は今後より強まっていくことでしょう。
その挫折の経験を活かすも殺すもその人次第なのです。

挫折を徹底して避けるのではなく、うまく折り合いをつけながら貴重な経験として生かしていく、
本当の打たれ強さを身につける方法を本書で学びましょう。

はじめに─若者（及び若き心を失っていない中高年）たちへ
第1章 挫折こそが成長への近道
第2章 挫折に打ち勝つ力① ストレス耐性を高め、挫折と折り合う技
第3章 挫折に打ち勝つ力② 人間関係の泥沼を楽しみ、糧にする技
第4章 挫折に打ち勝つ力③ 捨てる覚悟を持つための技
第5章 挫折に打ち勝つ力④ リアルな「権力」を使いこなす技
おわりに

綺麗事はもう終わりにしましょう。
冷静に客観的に会社を分析し、その再生のために尽力してきた著者ならではの、
どこまでも現実的な、現場で“使える”経営論です。

危機的な状況からの脱出を描いた映画や小説は少なくありません。
大抵の場合、ヒーローが現れ困難な局面をひっくり返してくれます。
そして私たちは、そんな全てを解決してくれる万能な存在に憧れを抱きます。

ところが、現実の危機において、真のドラマを構成するのは、
その中に身を置く無名無数の関係者であり、
だれか一人のヒーローが事態を好転させる、といった単純なものではありません。

会社を構成するひとたちがどのような思いで、
どんな背景をもって働いているのか、
そして腹の中では、どのような人に言えない思いを抱えているのか。
とても人間臭く、善悪一如となった人間性と人間社会の現実と
向き合っていくところから、経営が始まるのです。

著者の冨山和彦氏は、
産業再生機構のCOO（最高執行責任者）として、カネボウの経営再建などを手がけました。
過去20余年に渡り、企業再生の現場で見てきた人間の業と、
それを乗り越えてきた数々のリーダーたち。
冨山氏の実体験から見えてきた経営のリアリズムがここにあります。

他の経営書・ビジネス書とは一線を画する、
現実とどう向き合っていくかを説いた、厳しくも実践的な現代の経営指南パッケージです。

【収録オーディオブック】
・会社は頭から腐る
・プロフェッショナルコンサルティング
・結果を出すリーダーはみな非情である