pickup

Arrow
Arrow
ArrowArrow

【オーディオブック版】佐治敬三と開高健 最強のふたり/北 康利(15時間42分)

佐治敬三と開高健 最強のふたり オーディオブック版

佐治敬三と開高健 最強のふたりの書影

【著者】北 康利
【再生時間】15時間42分
【ナレーター】竹内良太
【出版社】講談社
【価格】1,944円
Amazonレビューを見る

内容
世界一のウイスキーをつくった男・佐治敬三は、勝算なき「ビール事業」に挑み、
サントリーのコピーライターから芥川賞作家となった開高健は、ベトナム戦争の最前線へ――
経営者と社員という枠を超え、特別な友情で結ばれたふたりが生み出したヒットの数々、そして長い年月を経てかなえた巨大な夢とは。

厳しい時代に挑戦を続けてきたふたりを描いた注目のノンフィクションを、声優・竹内良太の朗読でお届けします。

真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか――
300万人の命が失われ、焦土と化した日本が奇跡の復興へとむかう、高度成長期、
やんちゃな経営者と作家が友情で結ばれ、たぐいまれなタッグを組んで、次々とヒットを飛ばす。

サントリーがまだ寿屋と呼ばれていた時代、貧困のどん底から開高健を拾い上げ、
活躍の場を与えたのが、世界一のウイスキーをつくった男・佐治敬三であった。
開高はコピーライターとしての才能を花開かせ、在職中に芥川賞を受賞する。
開高は佐治を必要としたが、佐治もまた開高を必要とした。
やがて二人は経営者と社員という枠を越えた友情で結ばれていく。

佐治が身を置いていたビジネスの世界は経営者が生命をかけた戦いの場だが、
なかでも昭和三十六年(一九六一)のビール事業進出、
ビールの巨人三社(キリン、サッポロ、アサヒ)による寡占(かせん)に無謀な挑戦は、
まさに「ビール戦争」と言っていいものであった。

経営者の姿を自分に重ねあわせ、作家・開高も戦場に向かう。
アメリカが正義を旗印に介入した「ベトナム戦争」の渦中に身を投じる――。

目次
序章
第一章 ふたつの戦争
シュタインヘーガー作戦
初戦惨敗
そろそろサジ投げるか?
もうひとつの戦争
現代は輝ける闇である
第二章 佐治家 養子の謎
元祖やってみなはれ
おでこに蠅とまってるで
「生命の水」に取り憑かれて
鳥井クニと佐治くに
たび重なる試練
二代目社長を運命づけられたあの日
神も仏もあるものか
第三章 寿屋宣伝部とトリスバーの時代
ごぞんじ! 開高健
洋酒天国
幸運が引き寄せた芥川賞
「人間」らしくやりたいナ
第四章 オールドショックと犬の生活
オールドでつかんだ世界一
『夏の闇』の“女”
「鮮烈な一言半句」はあるか
日本のメディチ家
ザ・ウイスキー
水商売もまた国家なり
第五章 悠々として急げ
モンゴルに見た夢
「毒蛇は急がず」と言うたやないか
南無、森羅万象
最後の大旦那
あとがき

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)