失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇 オーディオブック版
【著者】野中 郁次郎
【再生時間】9時間41分
【ナレーター】清水圭吾
【出版社】ダイヤモンド社
【価格】1,944円
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内容
『失敗の本質』刊行から四半世紀を経て出版された待望の続編を音声化!
率先垂範の精神を欠くリーダー、硬直化した官僚的組織、プロフェッショナリズムの誤解――
かつての日本軍と同じように、日本の企業や政府は、いま「失敗の拡大再生産」のスパイラルに陥ってしまっている。
最大の問題は、傑出したリーダーが出現しないことだ。
いまこそ、戦争という有事におけるリーダーシップを検証すべきである。
いつまで「リーダー不在の悲劇」を繰り返すのか?
これからの日本を考えるために、今触れておきたい一冊。
目次
編著者まえがき─失敗の本質ふたたびI リーダーシップの本質
第1章 求められる「現場感覚」「大局観」「判断力」 戦場のリーダーシップ 野中郁次郎
第2章 名将と愚将に学ぶトップの本質 リーダーは実践し、賢慮し、垂範せよ 野中郁次郎
II 組織とリーダーシップ
第3章 「攻撃は最大の防御」という錯誤 失敗の連鎖 なぜ帝国海軍は過ちを繰り返したのか 杉之尾宜生
第4章 昭和期陸軍の病理 プロフェッショナリズムの暴走 戸部良一
第5章 総合国策の研究と次世代リーダーの養成 「総力戦研究所」とは何だったのか 土居征夫
第6章 日米比較:名もなき兵士たちの分析研究 「最前線」指揮官の条件 河野仁
III リーダー像の研究
第7章 組織人になれなかった天才参謀の蹉跌 石原莞爾 官僚型リーダーに葬り去られた不遇 山内昌之
第8章 独断専行はなぜ止められなかったのか 辻 政信 優秀なれど制御能わざる人材の弊害 戸部良一
第9章 危機に積極策を取る指揮官 山口多聞 理性と情熱のリーダーシップ 山内昌之
IV 戦史の教訓
第10章 ノモンハン事件「失敗の教訓」 情報敗戦 本当に「欧州ノ天地ハ複雑怪奇」だったのか 杉之尾宜生
第11章 戦艦大和特攻作戦で再現する 合理的に失敗する組織 菊澤研宗
第12章 昭和期陸軍 皇道派と統制派の確執に見る 派閥の組織行動論 菊澤研宗
あとがきにかえて 論理に依存するリーダーの限界 [対論]リーダーの「現場力」を検証する 野中郁次郎×杉之尾宜生