オーディオブックのながら聴きって、本を読むより頭に入らないから辞めましたって声聞いたことあるんですが、
それだけでオーディオブックやめるのってもったいないなーと正直思います。
オーディオブックには『ながら聴きができて効率よく読書量を増やせる』という事
以外にもたくさん良い部分があるんです。
プライミング効果をご存知ですか?
自己啓発書やビジネス書を読んでいる方には馴染みのある言葉かもしれません。
心理学用語で『先行刺激が後発刺激の促進あるいは抑制する効果』のことです。
幾つか例をあげると
車の会話をしている後に、赤色といえば?
と質問されると
「フェラーリ」
![](http://febedle.com/wp-content/uploads/2017/05/ferrari-1209231_640.jpg)
と答えてしまう事や
小学生の頃はやった遊びで
Aさん「ピザと10回言って」
Bさん「ピザピザピザ・・・・・」
Aさん「これは?」(肘を指して)
Bさん「ひざ!」
といってしまう事だったり
天井が高い方が発想がひらめきやすい事もプライミング効果の例であげられます。
影響力の武器の中では、このプライミング効果を
『呼び水効果』
と読んでいます。
こう表現するとしっくりきますね。
スポーツ好きの人と話したら運動したくなりませんか?
他者と接したときにも
この呼び水効果を実感できます。
スポーツ大好きな友人と話してたら運動したくなったり
しらずしらずに、エレベーターを使わず階段を使っていたり
本が大好きな友人とあった後
帰りの駅に向かう途中で紀伊國屋書店に立ち寄っていたり
気づいたらスマホでアマゾンポチってたり
ヤンキー映画を見た後 気が強くなったり
喧嘩っ早くなったり
などなどいくらでも例はあります。
私たちは想像している以上に『先行刺激に影響』を受けています
オーディオブックを利用してプライミングを働かせる
先行刺激にしらずしらず影響を受けているとすると
『先行刺激ををコントールすること』で『自分自身の行動をコントロールすること』が出来るということになります。
その為に
付き合う友達を変えるという方法などが考えられますが
もっと簡単で効果的なのがオーディオブックを聴く事です。
オーディオブックによる
『先行刺激のコントールが容易』だからです。
オーディオブックを聴くことは
本を読むことに比べると意志力の消費量が絶対的に少ないです。
スマホのアプリワンクリックで自動的に情報が入ってくるからです。
さらに
電車に乗ったらイヤホン
散歩中にイヤホン
トレーニング中にイヤホン
風呂に入りながらイヤホン(防水のワイヤレスでいいのがあります)
などIFTTT型の計画が立てやすいのもポイントです。
※IFTTT型計画とは if this then that
もし○○したら■■する
という形の計画の事です。
単純な計画より実行率がはるかに高い方法で大変オススメです。
![](http://febedle.com/wp-content/uploads/2017/05/statue-1558457_640.jpg)
オーディオブックは脳をお借りするようなもの
オーディオブックというのは
書籍をプロのナレーターが朗読したものです。
本というのは著者の人生経験の結晶です。
なりたい尊敬するあの人、実績のある専門家、第1人者の方の人生の一部に触れる事が出来るのです。
自分の頭の中には無い、発想、アイデア、考え、知識などに触れる事ができます。
それは、他者の脳をお借りする事です。
企業はコンサルタントなど、外部の脳を借りる事に大量のお金を払いますよね。
肥満に悩む人の頭の中からは健康的な体型になるアイデアは出てこない
肥満に悩む人の行動パターンは肥満になる行動パターンです。
では健康的な体型になるアイデアはどこからもってくるか
そこでオーディオブックや本の登場です。
健康的な体型で食事に対する哲学、科学的根拠を
理解している人(例えば森拓郎さんのオーディオブックはオススメです。)の脳をお借りしてその音声を耳から突っ込んでみるのが手っ取り早い。
自然と、白米を減らしたり、よく噛んで食べたり、
お菓子買う時に裏の成分表示を凝視してたり
ジュースより水やお茶を選んだり
といった選択をしている自分に気付くと思います。
逆に自分の意思の力で食事制限するのは大変困難です。
というのも、
何かを選ぶ度に意思の力は消費されますし
モラルライセンシング効果(お目こぼし効果)などが重なって
結局元通りになってしまうことが多々あるからです。
そこへ行くと
プライミング効果(呼び水効果)による選択は
自分の意思の力で選択しているというより衝動に近い。
何も常時聞いておく必要はありません
プライミング効果は
『先行刺激が、後続に影響を与える』事なので
別に、のべつ幕無しにオーディオブック聴いとく必要は無いわけです。
特にオススメは朝の散歩、通勤電車などで耳にイヤホンを突っ込んでおく事です。
1つでも良いアイデアが取り出せれば元とったな、と思う
![](http://febedle.com/wp-content/uploads/2017/05/thought-2123970_640.jpg)
今まで読んだり聴いたりした、本やオーディオブックの内容を全部
覚えていて説明出来る人は大変まれ だと思います
でもその本を読んだことで何かアイデアがひらめいたり、自分の人生に納得できる
選択を選べたりと 何か1つでも取り出すことができたら
もうそれだけで元はとったな と私は思います。
なので、プライミング効果を狙って買ったオーディオブックの場合
自分の行動に影響を与えてくれている時点でもうOK
という感じです。
こんな事も呼び水効果で自然と実践したくなる
- 部屋を片付けたくなる
- 筋肉がムキムキになる
- 自信をもった行動が出来る
- 本が読みたくなる
- 健康的な食生活をしたくなる
- 我が子に優しくなる
- 勉強がしたくなる!
こんな事もオーディオブックを聴くことでやりたい!
と思える事ができます。
やりたい!
という気持ちさえ起こせれば
モラルライセンシングや意志力の低下を回避できます。
選ぶコツは
そのことが好きで好きでたまらない
というオーラが満開の人のオーディオブックを選ぶ事です。
オーディオブックのながら聞きでは頭にはいらない?それだけじゃないよ!
オーディオブックをながら聞きしても、本に比べて頭に入らないという方もいますが
オーディオブックの良さはそこだけではないんだ!
ということをお伝えできたでしょうか。
呼び水効果を利用するという目線でオーディオブックを選ぶとまた違った発見があるかもしれませんよ!
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